「ピアノを習うって言っても、続けられるか不安なのに…」
「ピアノって高そうなイメージ…」
「どんなピアノを選べば良いか分からない」という意見をよくお聞きします。
そんな方々に向けて、当教室での一意見としてご参考にしてください。(教室によって考え方は違います)
アコースティックピアノ
ご家庭の環境でアコースティックタイプのピアノが置けるようでしたら、電子ピアノよりコチラをオススメします。
電子ピアノに比べて少し高価ですが、ピアノの鍵盤を弾いた時に弦を叩くハンマーアクションがあるため、繊細な音色の表現が可能になります。また、指の力も育ちやすいため、早いパッセージの曲でも指が転びにくくなってきます。
「演奏力を磨きたい」「コンクールで賞をとりたい」「音大を目指したい」のならば、アコースティックピアノをお勧めします。
アップライトピアノ【〇】
高さが120cm〜130cmほどの縦型のアコースティックピアノです。
電子ピアノに比べては少しお値段がします。
グランドピアノと比べ鍵盤のタッチが少し異なりますが、床面積が電子ピアノと同じでコンパクトなため、お部屋の場所をあまり取らずに置くことができます。
家庭環境的に音を出すことが難しい場合には「サイレントピアノ」機能があるピアノもあります。(サイレント機能ONにした場合には、音は電子音です。OFFの場合ではアコースティックの音色です)
新品ももちろん良いですが、中古のピアノもまだまだ現役です!
お値段は製造された年代によっても差はありますが、中古では相場は約30万~辺りでしょうか。(電子ピアノのハンマーアクションあるタイプぐらいのお値段です。)【お値段の詳しい情報は、専門のお店にお問い合わせ下さい。】
グランドピアノ【◎】
コンサートや発表会でも使われる独特の曲線の形状を持った大きなピアノです。
大きくなるほど弦が長くなり振動も大きくなるほど響きも素晴らしいですが、その分大きくなるほどお値段も高価になり、置く場所を考えることも必要です。
繊細な鍵盤のタッチができ、豊かな音色を奏でることができます。
電子ピアノ
電子ピアノの音は「アコースティックピアノの音を収録された電子音」です。
ミュート機能もあるため、家庭環境的に音をなかなか出して練習するのが難しい場合にはヘッドホンつけて練習もできます。
キーボード【△】
金額はとても安価です。
鍵盤が薄く、鍵盤のタッチがとても軽いため、「ピアノを弾くための指の力」や「表現力」がなかなか育ちません。
鍵盤が薄いタイプはあまりお勧めはしませんが、「ピアノが続けられるか分からない方の導入程度」として購入する分には良いかもしれませんが、強弱なども勉強するようになると対応できないため、導入の早い段階で限界が来てしまいます。
電子ピアノ【〇】
キーボードよりは少しお値段はしますが、アコースティックピアノよりも金額は安価です。
新品でも10万以下で購入することができます。【詳しくはメーカーにお問い合わせ下さい】
アコースティックピアノと同じフル88鍵盤を搭載しているので、弾ける曲が限定されることもありません。
種類によっては、アコースティックピアノのようなハンマーアクションがある電子ピアノもあり、鍵盤の感触を似せている種類もあるため、音の表現も演奏できます。(ハンマーアクションがあるのとないのとでは、タッチに大きな違いがあります。)
ピアノのレベルが上達してくるに当たって、繊細な音のタッチが求められてきます。
そして、転ばないように弾くために「指の強化」も求められるため、ピアノが上手になって欲しいと願うのならば、ハンマーアクションがあるものを選ばれた方が望ましいです。
どのメーカーがオススメ?
日本でのピアノの大手メーカーは大体皆さんが耳にする「YAMAHA」「KAWAI」辺りでしょうか。
ピアノの”音色”や”弾き心地(ピアノのタッチ)”に関して、アコースティックピアノ・電子ピアノ共に、メーカーや型番の種類によっても大分弾き心地や音色に違いがあります。
「どのメーカーが良い」とは一概に言えませんが、色々と弾き比べてみると、好みの”音質”や”弾き心地(ピアノのタッチ)”のピアノが見つかりますので、そちらを選ぶことをオススメします。